エアコンは付けたり消したりする方が電気代が高い、付けっぱなしの方がお得とかネットで見かけますよね。
24時間冷房で夏を4回過ごしてみて、実際どうだったかをお伝えします。
同じように、エアコンつけっぱなしに興味はあるけど、試すの怖い~って方の参考になれば幸いです。
とりあえず結論
- 電気代は高くなるけど、べらぼうに高くなるわけじゃない
- 夜よく眠れる等、体調面への貢献がかなり大きい
- 暑さでイライラしない等、メンタル面への貢献も大きい
- メンテナンス等、エアコンを賢く使う対策はやったほうがいい
24時間エアコンつけっぱなしに向いてる人
- 在宅時間が長い
- ワンルームに住んでいる または 寝室まで冷房が届く
- エアコンが比較的新しい(製造年月日が10年以内)
24時間冷房付けっぱなしを始めたきっかけ
もともと、テレワークで在宅時間が長いため、エアコンつけてる時間も長かったんです。
電気代が安くなるならと思い、始めてみようと思ったのですが、最初は

電気代、いくらになっちゃうんだよォ??? ((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル
と、心配してました。
恐れながらも好奇心に勝てず(笑)
つけっぱなし生活を始めてみたところ、涼しいし、快適だし、夜もよく眠れるしで、いいこと尽くめでした。
そして、1か月後。
電気代を確認しみたところ・・・思ったほど、高くなかった!
得られた快適さの対価と思えば、むしろコスパいいのでは? と思ったんです。
なぜ24時間運転が良いのか?
こまめにオンオフすると、電力を大きく消費するから
エアコンに限らずですが、家電は電源を入れた際、一番多くの電力を消費します。
また、部屋が暑いと、設定温度に下げようと一生懸命頑張って、高い電力を消費してしまいます。
だったら、つけっぱなしにして室温を一定にしちゃえば、電力効率がいいねってことです。

室温が安定することで、体調が楽になる!
これが一番、嬉しいですね。
「暑い!」ってだけで、気力・体力をものすごく消費してると感じませんか?
室温が一定に保たれていると、体調も一定に保てます。
暑くてイライラすることもなく、メンタルも安定します。
暑さで食欲も落ちることもないし、部屋の中での熱中症の心配もしなくていい。
夜、暑くて眠れない・・・ということもない。
夏特有の体調不良を、ほぼスルーできるのはかなり貢献度が大きいです。

付けようかな? 消そうかな? って、悩まなくていい
つけっぱなし生活を始める前は
「エアコンつけようかな? いやいや、これくらいの暑さ耐えられるでしょ? でも暑いしつけようよ?」
付けたら付けたで
「そろそろ消そうかな? いやまだ暑いよ・・・でも、電気代が気になるし・・・消した方がいいんじゃない? でも・・・」
外出した時なんかは、
「あっ! エアコン消したっけ? 確か消したはず・・・えっ、わかんない、どうしよう!?」
なーんて、ゴチャゴチャゴチャゴチャゴチャゴチャゴチャゴチャゴチャゴチャ! 考えてたんですよね。

50代になってから、こういう頭の中で何かを考えている状態が、すごく負担に感じるようになってきました。つけっぱなしにすると、こういうことを一切考えなくて済んで、メンタルが穏やかになりました。

心が穏やかでいられるのは、本当にありがたいんです・・・
帰宅した時、部屋が涼しいのが嬉しい!
暑い外から帰ってきた時、涼しい部屋がお出迎えしてくれるの、めっちゃ嬉しいんですよね。
なんとなくですが、暑さでバテた体力の回復も早い気がします。

夏の暑さに疲れ切った体に、しみいる冷房・・・
実際の電気代はどれくらい? 過去3年分を公開
参考までに、我が家で実際にかかった電気代を公開します。
30㎡のワンルーム。つけっぱなしの月は、だいたい7~9月。
比較として、付けっぱなしにしていない月も入れておきます。
残念ながら記録がない月に関しては、ご容赦ください。
月 | 2023年 | 2024年 | 2025年 |
5月 | 5,644円(183kWh) | 3,744(106kWh) | |
6月 | 6,798円(211kWh) | 5,195(153kWh) | |
7月 | 8,618円(321kWh) | 10,056円(301kWh) | 7,169(216kWh) |
8月 | 8,736円(373kWh) | 11,544円(346kWh) | |
9月 | 8,652円(350kWh) | 6,330円(215kWh) | |
10月 | 6,152円(216kWh) | 3,538円(115kWh) |
電気代は、他の月の1.3倍~1.5倍くらいですね。
始める前は、電気代が2倍・3倍に膨れ上がるのかと想像していたので、ホッとしました。
とはいえ、安くなるわけではないのにで、これを機に、電気会社の乗り換えも検討するのも良いと思います。
24時間エアコン 賢く使うためのアイデア
思ったほど高くない、とはいっても、やっぱり少しは増えるわけですから、なるべく節約したいですよね。
エアコンを効率よく使う対策を上げます。
設定温度は27〜28℃
設定温度は27か28度で、調整しています。
冷やしすぎないのがポイントです。
むしろほんのちょっと「暑いかも?」くらいに設定して、サーキュレーターを回すとちょうどよくなります。
自動運転がよいと見かけるけど・・・
ネットで「自動運転がいい!」と見かけて試してみたのですが、うちのエアコン、自動運転にすると暖房か??? ってくらいに温風が噴き出すんですよね。
温度設定を工夫すればよいのかもしれませんが、試している間にどんどん温風で室温があがってしまったので、試すこともできず・・・

というわけで、自動運転は使っていないのでわかりません。
すみませんm(__)m
風量は「自動」設定、風向きは上向きで固定
風量は「自動」。強弱とか設定すると、エアコンががんばる=電気代が高くなります。
エアコン君にお任せしましょう。
冷たい空気は下に溜まるので、風向きは水平に固定します。
サーキュレーター・扇風機を併用して、効率アップ
サーキュレーターでエアコンの冷たい空気を循環させて、まんべんなく冷えるようにします。
また、室温を下げるより、体に風が当たる方が涼しく感じます。
空気を循環させれば、複数の部屋にも冷房が回る!
私は現在はワンルームに住んでいますが、その前は2Kに住んでいました。
その時は、寝室のエアコンをつけ、サーキュレーターで冷房をリビングに送って、24時間運転。
2部屋をそれなりに涼しくできて、電気代も1万5000円位(使わない月の1.5倍)でしたので、サーキュレーターの力は偉大です。
冬の暖房でも、同じようにして2部屋をあっためてました。
3000円位の安いので、一年中活躍してくれるので、とてもコスパがいいと思います!
サーキュレーターをずっと回していると、かなり汚れるので、分解して洗えるタイプが嬉しいです。
室外機カバーで、節電効果アップ!
室外機にカバーをすると節電になる、という話、聞いたことがあるのではないでしょうか。
日光や外気温で室外機が高温になると、エアコンががんばっちゃう=電力がかかるんですね。
室外機にカバーやすだれをかける等して、室外機を暑くさせないようすると、節電になります。
我が家の室外機は、西日がガンガン当たる場所に設置されているので、絶対にカバーした方がいい! と思い、ダイソーのエアコンカバーを付けました。
これは2年前に付けたものなので、上の銀色のところがハゲハゲになっています(笑)
黒いベルトがかなり固定してくれて、外れたことがありません。

室外機の上部にべったりつけてしまうと、それはそれで暑くなっちゃうんじゃないの?? と考えて、木を入れて底上げしています。


また、室外機の周りに物があっても、排気の邪魔をして冷房効率が下がります。
すっきり片付けておきましょう。
室外機の保護装置って?
先日こんなニュースを見ました。
室外機が吸い込む温度が一定温度を超えると、保護機能が発動して動作を止める、というもの。
保護機能が発動する温度が、JIS規格43度ではとのこと。

えーーー43度なんてあっという間じゃない!?!?
まだまだ暑い日が続く中、エアコンが止まったら死活問題です。
外気温が43度になっても、直ちに止まるわけではないようですが、保護機能を発動させないためにも、室外機の保護は必須と言えますね。
月に1回はフィルターの掃除を
フィルターに埃が溜まっていても、冷房効率が下がるとのこと。
私は毎月1日に掃除することにしています。
毎月掃除していると、意外とホコリが溜まっていると気付きます。
それでも、さっと掃除機で吸うだけで済むので楽です。
以前はフィルターの掃除を、全くしてなくて、ホコリがびっしり詰まったフィルターを、うわー!! って言いながら掃除してたのに比べたら、めちゃくちゃ楽ちんです。

4時間以上の外出時は消す(例外あり)
長時間の外出時には、エアコンを消しています。
さすがに、電気代がもったいないですよね。
「長時間」の判断基準ですが、私は4時間としています。
2~3時間だったら、つけっぱなしにしています。
ただ、これもケースバイケースで、日中の一番暑い時間帯の4時間の外出、の場合は付けっぱなしにしています。
部屋の温度が上がりすぎて、帰宅した時に室温を下げるのが大変=電気代がかかる、となってしまいます。
いかに、室温を一定に保てるか? で判断するといいと思います。
まとめ:エアコンを適切に使って、快適な夏を過ごしましょう!
以上が、わが家の24時間冷房事情でした!
電気代は少し上がってしまいますが、健康面を考えると、払う価値はあると思います。
今年は10月まで暑い日々が続くと聞きます。
エアコンはもう家電を超えて、生命維持装置と言っても過言じゃありません。
賢くエアコンと付き合って、健康に夏を乗り切っていきたいですね。

ちなみに、冬は24時間運転はしていません。
寝る時と、1時間以上の外出時は消しています。
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