帯状疱疹は、周囲の知人・友人で何人かが経験しています。
痛み・かゆみで長く苦しんだ話や、回復までに長い時間がかかった話などを聞いて、とても恐い病気だと感じました。

絶対ぜったい!!! かかりたたくない!!!
帯状疱疹にならずにすむ方法はないか考えていたところ、近所の病院で帯状疱疹のワクチン接種を勧めるチラシを発見しました。しかも、自治体が助成金を出してくれるとのこと!
ワクチンどうやったら打てるんだろう? そもそも帯状疱疹ってどんな病気? 原因や予防法についても、調べてみました。
(ワクチンの情報だけ見たい方は、目次からジャンプしてくださいね)
帯状疱疹とは?
東京都保険医療局のサイト にある情報をまとめると、次の通り。
東京都保険医療局
- 水ぶくれを伴う発疹が、皮膚の神経に沿って帯状に出現する疾患
- 発疹のかゆみ・痛み、発熱、頭痛等
- 皮膚症状が収まるまで、2~4週間かかる
- 症状が収まった後も痛みが残る、帯状疱疹後神経痛(PHN)になる可能性がある
文字だけで見ると実感しにくいですが、帯状疱疹を患ったことのある友人は
「発疹が痛すぎて眠れない、仕事どころじゃない」
と話していました。
これが1カ月も続くなんて、生活への影響が大きすぎますね・・・
友人は一人暮らしでしたから、ご家族に一時的に同居してもらい、生活全般のサポートをしてもらうことで、この期間を乗り切ったそうです。
私にはサポートしてくれる家族はいないので、これは死活問題です。
それに、帯状疱疹後神経痛は数年~数十年悩まされるケースもあるそうで・・・本当に怖すぎます。
帯状疱疹の原因
原因についても、東京都保険医療局のサイトの情報をまとめますと
東京都保険医療局
- 子供の頃にかかった水痘(みずほうそう)のウィルスが、大人になっても体内に潜伏している
- 加齢や疲労等で免疫が下がった時に、帯状疱疹として発症
- 成人の9割以上が、帯状疱疹を発症するリスクがある

ほとんどの大人が、発症する可能性がある!!
私は子供の頃、みずぼうそうに罹ってるので、条件が揃ってしまったら帯状疱疹を発症するということです・・・これは、他人事ではなくなってきました。
帯状疱疹の予防・治療
予防法
予防についても、東京都保険医療局の情報からまとめると、次の通り。
東京都保険医療局
- 健康的な生活習慣
- 適度な運動と十分な睡眠
- ワクチン接種により、発症予防、重症化予防が期待できる

帯状疱疹にも食事・運動・睡眠が、最強ってこと!!
また、免疫を下げない=ストレスを溜めないことも大事そうです。
友人は仕事のストレスがすごかった時に発症していました。雅子様も大変な時期に、帯状疱疹を患ってましたよね・・・
帯状疱疹の治療
治療についても、東京都保険医療局のサイトから
東京都保険医療局
- 抗ウイルス薬により、ウイルスの増殖を抑える
- より早期の投与が効果的
帯状疱疹を経験した友人は「本格的に発症する前、皮膚がちくちくするような感覚があった」と話していました。
「これなんだろう?」と思いながら過ごしていたら、あっという間に発疹が広がったと。
東京都保険医療局のサイトにも「水疱が見られる2~3日前から痒みや痛みを感じる」との記述がありますね。
この「ちくちく」を感じた時に、病院に行くのがよさそうです。
自分の身体の状態や、身体に起こった変化にいち早く気付くことも大事です。
帯状疱疹の治療は何科に行けばいいのか? 問題
さて、何科に行けばいいの問題。これは、複数のサイトの情報をまとめます。
- 発疹等の皮膚症状が出ているなら、皮膚科
- 発疹は出てないが、チクチク・やけるような痛みがあるならペインクリニック
- 目や耳に出た場合は眼科・耳鼻科になるが、帯状疱疹かどうかの判断は難しい
- ワクチンは内科で受けられる
帯状疱疹は早期治療が大事なのに、こんなに分岐があるなんて、素人にはお手上げです。
これを書きながら、絶対ワクチンを打とうと、決意を新たにしました。
ペインクリニックとは?
調べていく中で出てきた「ペインクリニック」とはなんぞ? と思っlたので 日本ペインクリニック学会 の情報を要約します。
日本ペインクリニック学会
- 「痛み」は、身体に生じた異常事態を知らせる警告
- ペインクリニックは、痛みの原因を症状や身体所見から多角的に診断し、治療を行う
- 薬物療法、リハビリテーション、認知行動療法など多職種と協同したチーム医療で治療に当たることも
「痛み」から、治療にアプローチする科ということですね。
帯状疱疹は早期治療が望ましいとしながら、判断は難しい場合もあるそうで。
ペインクリニックで総合的に診察してくれるなら、頼もしいですね。
ペインクリニックにも、得意不得意がある?
ためしに自宅近くのペインクリニックを検索し、ホームページを見てみました。
ペインクリニック自体が少なくて、私の自宅の近くにはありませんでした。
また、得意不得意がありそうでした・・・まあ、そうですよね。お医者さんだからといって、万能ではないわけです。
帯状疱疹の治療をはっきりと銘打ったクリニックも、私の自治体にはありませんでした。
これは、あくまでうちの近所の場合なので、時間のある時に、自宅から通える場所にあるペインクリニックを調べておくのが良いと思います。
いざとなった時には、病院を調べる元気もないですから、元気な時に調べておくのが、大事です!!
帯状疱疹のワクチンについて
帯状疱疹のワクチンは2種類あります。こちらも、東京都保険医療局から引用します。

予防効果、持続性の面で、シングリックスの方が優れているようですね。
接種予定の内科で相談したところ、やはりシングリックスの方を勧められたので、シングリックスを受けることにしました。
効果がある分、お値段も4万円とけっこう張りますが、これは仕方がありません。
ビケンの方も、接種しないよりはいいと言われました。
ここはお財布と要相談ですね。
帯状疱疹ワクチンの助成金がある
私の住む自治体では、ワクチン費用の一部を助成する制度がありました。
50歳以上を対象に、シングリックスは1回1万円2回まで助成されるので、約半額で接種できることになります。
これはありがたい!
帯状疱疹のワクチンの助成制度は自治体によって異なるようなので、お住いの自治体のサイトで調べてみるといいと思います。
来年度からワクチンの助成制度が変わるかもしれない?
これを書くにあたり、改めて自治体のサイトを見に行った所、重要なことが書いてありました。
「令和7年4月から、助成制度に変更が生じる可能性がある」
令和7年4月から、65歳以上を対象とした帯状疱疹のワクチンを定期予防接種化が始まることで、助成制度に影響が出るかもしれない、ということですね。
わたしの自治体では「助成制度自体は継続する」とは書いてありましたが、昨今の動きからして、助成額が下がることは大いに考えられます。
そういうことなら、今年度中に打っちゃおう! ・・・と思ったのですが、思わぬ落とし穴がありました。
シングリックスは2回接種、間を2カ月明ける必要がある
シングリックスは2回接種。コロナワクチンみたいな感じですね。
そして、1回目と2回目の接種の間2カ月以上開ける必要があります。
えー・・・・もう2月だから、2回目を今年度中に接種することができないことが、確定しました。。。

めんどくさいからって、先送りし続けた結果がこれだよ!
帯状疱疹のワクチンの事は、2024年の夏頃に知ったんですけどね。。。あの時さっさとやっておけば、と悔しい限り。
ダメもとで
「費用の清算だけ今年度中にして、接種を来年度にしたりは、できないですかね・・・?」
と、聞いて見いましたがダメでした。デスヨネー。
国や自治体の制度を使いたければ、12月までにやっておけ!
わたくし、ひとつ賢くなりました(ポジティブでいこう)
せめて1回目の分だけは今の助成を受けよう! ということで、1回目の接種の予約を入れました。
帯状疱疹のワクチンを受け方
ワクチンを受けるまでのフローです。これはあくまで、私の場合ですので参考までに。
- 病院(内科等)に、ワクチン対応をしているか、問い合わせる
- ワクチンを受けたい旨を伝える
この時点で、2種類どちらのワクチンを受けるか決める必要があります
病院は希望があってから、ワクチンを取り寄せします
ワクチンの取り寄せには3~1週間程かかるとのこと - ワクチンを接種する
- 病院の窓口で、ワクチン費用ー助成額を差し引いた金額を請求されるので、払う
助成を受けるための手続きは、必要ないということですね。
私は2月末に接種予定ですので、他に気付いたことがあれば、ここに追記します。
おひとりさまライフを続けるには、健康が第一
国が65歳以上を対象に、ワクチン接種に乗り出すということは、それだけ帯状疱疹が健康に与える影響が大きいということ。
50歳以上を対象にワクチンが推奨されるのも「リスクが上がるお年頃だから、これで対策してね」というメッセージだと思います。
お金があっても、時間があっても、痛い・苦しいと呟きながらでは、何も楽しめません。
帯状疱疹に限らずですが、健康を損なってから動くのでは、取り返しがつかないかもしれないです。
使えるものは使って、健康でお気楽な日々をすごしたいものですね。